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排卵・受精・妊娠のプロセス
ほんの短い時間しか生きられない卵子と、約1~2億個の精子の一つと結ばれて卵管を通って子宮内膜で着床して赤ちゃんになるのは、奇跡のような話である。
受精卵はまず胎芽になり、赤ちゃんに成長していく。ママのお腹の中では羊水、胎盤、さい帯が無駄のないシステムで赤ちゃんの成長をサポートしていく。羊水は赤ちゃんの生命の泉、胎盤は赤ちゃんの育ての親、さい帯は赤ちゃんの生命線である。
奇跡のような出会いがあって命が生まれる
1回の射精から約1億個~2億個の精子が熾烈なサバイバルレースを勝ち抜き、卵子と結ばれて細胞分裂を繰り返しながら着床し、赤ちゃんになっていくのはまさに奇跡である。
妊娠と病気が重なったとき
子宮筋腫は妊娠、出産にはあまり影響がなく、特別な場合を除いて筋腫の手術はしない。卵巣のう腫は15週から17週ごろに行うとされる。自然にしぼんだら問題はないが、性感染症は出産の時まで完治させないと赤ちゃんの出産の時に産道感染の危険が高い。カンジタ膣炎も同じである。他にもアレルギー等があるが、一番警戒したいのが糖尿病。特に妊娠前からの糖尿病は妊娠中および分娩の厳重な管理が必要。
妊娠と病気との対応の仕方
持病を抱えての妊娠や、妊娠中に病気にかかってしまった時の過ごし方は、そんなに心配のないものから、ぜんそくのように重症な人ほど悪化する傾向のあるものもあるので、ドクターに相談しよう。