お産はどんな風に始まるの?
お産はただ時間とともに進むものではなく、ママの体の準備と同時に赤ちゃんも生まれてくるための工夫をしている。いわば共同作業である。
陣痛は赤ちゃんを押しだす力のことで、子宮が収縮することを言う。これにより、子宮口が少しずつ開き、赤ちゃんが降りてくる。完全に子宮口が開くと赤ちゃんが産道へと進める(赤ちゃんの通り道にいける)。最後には赤ちゃんの大きさと体を回転させて出てきて終了となる。
お産はまず陣痛から始まる
お産にはそれぞれ個人差があるが、共通しているのは、赤ちゃんを押しだす力、その通り道、そして大きさや回旋というこの3点である。これからそれぞれについて説明しよう。
陣痛をのりきるポイント
陣痛は、最初の頃は間隔が長いが、どんどん短くなるとかなり痛みが来るので、それを乗り切るポーズや、椅子やクッションにもたれたり、アロマグッズなどもある。うつぶせの姿勢もかなり役に立つ。自分の楽な姿勢を探しながらいろいろ試してみるいいだろう。深呼吸をして、赤ちゃんに十分酸素を送り、リラックスして過ごすと良い。ドリンクの補給も忘れずに(ストローをつける)。腰や肛門を押したり、さするのも効果的。
陣痛の痛みは楽な姿勢で乗り切る
初産の人が規則的な陣痛が始まって、子宮口が全開になるまでは10~13時間と言われている。間隔が長い最初の頃は自由に過ごしても良い。間隔が短くなったらいよいよ本番である。